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一日葬ってどんなもの? その形式と考え方について

2019/11/16

現在は葬儀のかたちが非常に多様化しています。形式も異なれば、かける時間も異なっています。

今回は、その「かける時間の違い」について着目しましょう。

 

取り上げるのは、「一日葬」です。

 

 

一日葬とは通夜を省いて行う葬儀を指す

 

「一日葬」とは、その名前の通り、「一日で終わる葬儀」を指します。

 

通常の葬儀は、通夜を経て、その翌日に葬式を行います。そして火葬場に向けて出発をし、火葬~収骨を経て、繰り上げの初七日法要を行います。それがおわったら食事をとります。この後、解散することになります。

 

しかし一日葬の場合、この「通夜」の段階を飛ばします。一日葬は昼間から行われ、通夜と葬式を一体化したようなかたちで故人を弔い、その後で火葬場に向かって出発して収骨をします。この後食事の場を設けることもありますが、食事などを省くこともあります(繰り上げ初七日法要に関してはケースバイケースだといえます)。

 

このような形態をとるため、一日葬の場合は「通夜ぶるまい」などがありません。また、「一日葬でありながら一般葬(家族以外の人も受け入れて行う葬儀)の形式をとることもありますが、家族葬のかたちでお見送りすることの方が多いといえます。

 

 

一日葬であっても祭壇などにこだわることは可能

 

一日葬は、特段の理由がない限り、「小さな葬儀」になるのが一般的です。ただ、だからといって、「祭壇を小さくしなければならない」などの制限があるわけではありません。一日葬を希望する理由が「葬儀不要の負担を軽減したい」「参列者の数に合わせた葬儀にしたい」ということならば当然小さな祭壇を選ぶのがベストといえますが、「家族で見送ることになるが、大きい祭壇が良い」ということであればこれを希望することはできます。

また、現在流行している花祭壇(白木などで作られた従来型の祭壇ではなく、花をメインとした祭壇)で彩ることもできます。

 

また、一日葬であっても、故人やご家族の気持ちは最大限反映させることができます。

「故人の好きだった曲で見送りたい」「故人の好きだった花を使いたい」ということであれば、葬儀会社のスタッフにお申し付けください。もちろん、季節や予算の都合でどうしても叶えられないことはありますが、できるかぎり故人とご家族の気持ちに寄り添った葬儀をしていきます。

 

一日葬は、一般的な葬儀と比べるとたしかにこぢんまりしています。しかしそこに寄せられる追悼の気持ちは、一般的な葬儀と同じものだといえます。