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無宗教の葬儀のデメリット~葬儀会社の対応と周りのとまどい

2019/11/27

「無宗教の葬儀」は、その人らしい葬儀ができたり、金額を抑えられたりするというメリットがあります。ただ、無宗教の葬儀も、ほかの葬儀の形態同様、メリットもあればデメリットもあるかたちです。

 

無宗教の葬儀のデメリットに注目していきましょう。

 

 

「どこまでできるか」は葬儀会社によって違いがみられる

 

直葬タイプの無宗教の葬儀ならば、ほとんどすべての葬儀会社が対応しています。そのため、葬儀会社選びには苦慮しないでしょう。

 

しかし、「その人らしさを極限まで追求した葬儀をしたいから、無宗教の葬儀にする」という場合は要注意です。

 

葬儀会場の広さもありますし、どのような祭壇が組めるか、禁止事項は何なのかによって、葬儀の内容に制限が生じることもあります。特に、オリジナリティが非常に強い葬儀の場合は、葬儀会社によっては「対応できません」となる可能性もあります。

また、「冬の葬儀だけれど、故人が好きだったのは春の花。春の花で祭壇を飾ってほしい」などのような希望を通すことは、非常に難しいといえます。

 

葬儀会社によって得手不得手がありますし、できる範囲には限りがあります。そのため、個性的な葬儀を考えているのであれば、そのかたちに対応できる葬儀会社かどうかを確認する必要があります。

 

 

イレギュラーな葬儀は周りに混乱を招きやすい

 

多くの人にとって、葬儀は「宗教」と切っても切り離せないものです。無宗教の葬儀は自由度が非常に高かったり、あるいは逆に「家族以外はほとんど呼ばない」というかたちをとったりすることが多いものです。

そのため、周りの人に混乱が生じる場合もあります。

 

葬儀に来た人ならば、「どのように進んでいくのかわからない」「不祝儀は渡してもいいの?」「焼香をしないのだったら、いつ手を合わせたらいいの?」などのようなところで迷うことになるでしょう。

逆に、「家族以外は呼ばない、小さくするための無宗教の葬儀だ」という場合は、呼んでくれなかった人から不満が出ることもあります。また、「お経も読んでもらえないで送られるのはかわいそう」と言われる可能性も出てきます。

 

 

無宗教の葬儀は、現在の日本においてはそれほど違和感のないものとなりました。ただそれでも、多くの人にとまどいを抱かせる可能性がある葬儀の形態であることは事実です。また、葬儀会社によって「できる・できない」もあります。直葬としての無宗教の葬儀以外を希望する場合は、事前に葬儀会社と打ち合わせをしておくことも有効です。