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通夜のときにはどんな格好をする~参列者編

2019/12/22

葬儀には数多くの「マナー」があります。大切な人を失ったご家族は、非常に感情が高ぶっていますし、また傷つきやすい状況にあります。マナーを守るということは、そのようなご家族の気持ちを騒がせず、心静かにお見送りをしていただくための(また参列者自身が故人を見送るための)心配りといえます。

 

それを、「通夜のときにしていく格好」から見ていきましょう。

 

 

男性編

通夜は、昔は「親しい人が出るもの」でした。しかし現在は、「翌日の葬儀・告別式に出ることができない人が出るもの」という性格も持っています。通夜は夜に行われるため、仕事が終わった後などでも参加しやすいからです。

 

参列者として通夜に参加する場合、男性は、ダークグレーのスーツや濃い紺色のスーツを選びます。Yシャツは白色のもの以外は使いません。

ネクタイは、基本的には黒色ですが、目立たないストライプなどが入っているものでも構いません。いずれにせよ、黒に近しい色を選びましょう。

靴下の色は黒とし、靴も黒の革靴を選びます。金具のついていないものを選ぶのが基本です。

 

「カフスはつけても良い」としているところもありますが、基本的には避けた方が無難でしょう。また、タイピンもつけない方がよいでしょう。「つけても良い」とされることはあっても、「つけなければならないもの」ではありません。それならば、「つけない方が良い」という意見に従った方が安全です。

 

 

女性編

 

女性の場合は、紺色や灰色、あるいは黒のスーツやワンピースを選びます。一般的に、ズボンタイプのスーツは利用しません。厳密に禁止されているわけではありませんが、上でも述べたように、「反対する人がいるかもしれないもの」は避ける方が無難です。ただし、足が弱い人などは、ズボンでも構いません。

 

ストッキングは、黒色もしくは肌色を選びます。原則としてタイツは避けるべきですが、極寒地方などの場合は容認されることがあります。

 

靴の色は黒で、カバンも黒色にします。金属のついたものは避けます。化粧は薄くする程度にとどめます。口紅については、「片化粧」の文化があるため、引かなくてもかまいません(「悲しみで紅をひけません」の意味を持ちます)。つけるのならば、うす付きにします。

 

髪の毛は、長すぎるようならばくくります。このときは耳の下以降で止め、高い位置では結ばないようにします。また、ヘアアクセサリーは原則として黒色を選びます。