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葬儀と花~依頼方法とご家族の意向

  • お葬式のマナー
2020/01/21

「花」は、葬儀の場面において欠かすことのできないものです。

どのような宗教の葬儀、また宗教色を伴わない葬儀であっても、ほぼ必ずと言ってもよいほど、「お花」は出てきます。

しかしその「花」を送る立場になったときには、いろいろと気を付けなければならないポイントがあります。

それについてみていきましょう。

 

まずはご家族の意向を聞いて

 

 

葬儀の場面において、「大切な人が亡くなったから、供花を出したい」「故人の祭壇に捧げる花を持っていきたい」と考える人もいるでしょう。

しかし花を出すためには、まずはご家族の意向を聞かなければなりません。

 

小さい葬儀を希望する人も多くなっている現在、「供花を受け付けない」「供花を出されても飾るスペースがない」「供花をいただいた場合のお返しが煩わしい」ということで、これを受け付けないご家族も出てきています。

また、受け付ける場合であっても、「花輪ではなくてスタンドタイプのものがよい」「親族のみから受け付けている」としている場合もあります。

このため、花を送る前には、まずはご家族の意向を確認しなければなりません。

 

 

確認方法と依頼方法について

 

まず、ご家族側から「供花の類はご遠慮申し上げます」とされていた場合は、それに従います。特に書かれていない場合は、「送っても良いかどうか」を、葬儀会社に確認しましょう。ご家族は何かと忙しいですから、基本的には直接問い合わせることは控えます(ただし、「自分は親族の立場であり、会話のついでに聞く」「もともと親族内で話し合っている」ということであれば、この限りではありません)

 

「供花などを受け付ける」とご返答があった場合は、葬儀会社に相談します。供花は葬儀会社の方が一括で発注するやり方をとるのが一般的です。その方が統一感も出るからです。個人で持って行ったお花を祭壇にささげる方法は、特段の事情(ご家族側から「あなたが育てた花をささげてほしい」などの打診があったなど)がある場合以外は避けるようにします。

「この花屋を故人が愛していたので、この花屋で作った供花をささげたい」などのような要望がある場合も、まずは葬儀会社を通すようにしてください。

 

「お花」は、故人への気持ちを表すためのものです。しかし同時に、会場全体の雰囲気やご家族の気持ちを無碍にして送ってよいものではありません。必ずご家族の気持ちと葬儀会社のスタッフに確認してから送るようにしてください。