白装束?死装束?
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「白装束(しろしょうぞく)」は、日本の伝統的な衣装の一つで、白い衣服を指します。特に、儀式や祭り、葬儀などの場面で着用されることが多いです。白は清浄さや無垢を象徴する色とされ、宗教的な意味合いが込められています。
例えば、葬儀においては、故人を偲ぶために白装束を身に着けることが多いです。また、神社の祭りや神道の儀式では、神職や参列者が白装束を着ることもあります。白い衣服は、死後の世界や神聖な儀式において、浄化や敬意の意味を持つことから重要視されてきました。
白装束は、男性用・女性用ともに特有のデザインがあり、体を包み込むような形状の衣服が一般的です。特に伝統的な葬儀の場では、白い着物や袴、帯などを身に着けることが多いです。
「白装束」と「死装束」は、似ているようで、使われる場面や意味において違いがあります。以下にそれぞれの違いを説明します。
白装束(しろしょうぞく)
白装束は、基本的には白い衣服を指しますが、特に儀式や祭り、葬儀など、神聖な場面で着ることが多いです。日本の伝統的な衣装で、白は浄化や清浄、神聖さを象徴する色とされており、神道の儀式や祭り、特定の宗教的な行事で使用されます。例えば、神社の神職や参列者が着用することが一般的です。
白装束は葬儀の場でも使われることがありますが、必ずしも「死装束」とは限りません。白装束はあくまで神聖さを重んじた衣装であり、仏教や神道における儀式で使われることが多いです。
死装束(しにしょうぞく)
死装束は、亡くなった人が亡くなる前後に着る衣装を指します。日本の葬儀において、死者が最期を迎える際に身に着ける衣服です。一般的に、死装束には以下の特徴があります:
- 白装束:死装束も通常、白い着物や袴を使用します。白は浄化の意味を持つため、死後の世界へ旅立つために清浄であることを示すとされます。
- 五つ紋(ごつもん):死装束において、特に武家や格式の高い家庭では五つ紋のついた着物を着ることがあります。
- 手を合わせた状態で、死者に合った装いがされ、装飾などは控えめです。
死装束は、死者がその後の世界に行くための準備として、宗教的な儀式に従って身に着けられます。
まとめ
- 白装束:神聖な儀式や祭り、葬儀において着る白い衣装。死装束の一部として使われることもありますが、必ずしも死者の衣装ではなく、神道や仏教の儀式で使われることもあります。
- 死装束:亡くなった人が葬儀の際に着る衣装で、白装束を使用することが多いです。ただ、必ずしも白でなければいけないということはありません。宗教・宗派によってはピンクや水色をはじめとした白以外の色の衣装を着せることもあります。現代の死装束は、白以外にも色つきの浴衣、故人が生前気に入っていた洋服など、選択肢も幅広いのが特徴です
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家族葬.com 木田
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