お盆
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お盆(おぼん)とは、日本の伝統的な行事で、先祖の霊(亡くなった人の魂)を家に迎えて供養するための期間です。宗教的には仏教の影響を受けた行事ですが、現在では宗教を問わず多くの日本人にとって年中行事のひとつとなっています。
🔷 お盆の概要
項目 | 内容 |
---|---|
目的 | 先祖の霊を迎え、感謝の気持ちを伝える。供養をする。 |
期間 | 一般的には 8月13日〜16日(一部地域では7月)。 |
行事 | 迎え火、送り火、墓参り、盆踊り、精霊馬など。 |
🔷 お盆の由来
お盆の起源は、仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」にあります。
- 盂蘭盆会とは?
お釈迦様の弟子「目連(もくれん)」が、亡き母親が地獄で苦しんでいるのを知り、お釈迦様の教えに従って供養をしたところ、母親が救われたというお話に由来します。
→ この教えに基づき、ご先祖を供養する行事が広まりました。
🔷 お盆に行われること
- 迎え火・送り火:
霊が迷わず帰って来られるように火を焚いて迎え、最後に見送ります。 - 精霊馬(しょうりょううま):
きゅうりやナスに割り箸をさして作る。霊がこれに乗って帰ってくるとされる。 - お墓参り:
家族で墓を掃除し、花や線香を供えて祈る。 - 盆踊り:
地域の人々が集まり踊る。先祖の霊を慰め、地域のつながりを深める。
🔹 その他のポイント
- 「新盆(にいぼん/しんぼん)又は初盆(はつぼん)」は、故人が亡くなってから初めて迎えるお盆で、特に丁寧に供養されます。通常、亡くなった翌年の夏(地域によってはその年)に行われ、特に丁寧に供養されます。
初盆の基本情報
- 意味:故人が亡くなってから初めて迎えるお盆。通常は故人が亡くなった年の7月または8月(地域による)に行われます。
- 時期:一般的には旧暦の7月15日を中心にした時期(新暦では8月13日〜16日)に行われますが、東京など一部の地域では7月に行われることもあります。
初盆で行うこと
- 祭壇を飾る:
- 白提灯(初盆用の特別な提灯)を飾ります。
- お供え(果物、故人の好物、そうめんなど)を供えます。
- 僧侶にお経をあげてもらう:
- 菩提寺の住職などに読経をお願いし、家族や親戚が集まって法要を行います。
- お布施・御膳料の用意:
- 僧侶へのお布施や、お車代、御膳料を用意します。
- 返礼品・会食の準備(地域による):
- 来てくれた親戚や友人に対して、返礼品を渡す習慣があります。
- 食事をふるまうこともありますが、近年では簡略化されることも。
注意点・マナー
- 初盆は故人にとってとても大切な供養の場とされるため、丁寧に準備をします。
- 香典を持参するのが一般的で、金額は地域や関係性によります。
- 服装は法要に準じて喪服または略礼服を着用します。
✅ まとめ
- お盆日程(名古屋):2025年8月13日(水)〜16日(土)
- 今年の初盆対象:2025年6月24日までに亡くなられた方(→ 四十九日が8/13以前)
- 6月25日以降のご逝去 → 初盆は来年(2026年)
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家族葬.com 木田
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