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風鈴

2020/08/19

暑い日には風鈴の涼やかな音色が聞きたくなりますね。

本日は風鈴のお話をいたします。

風鈴の起源は中国の唐の時代に作られていた占風鐸(せんぷうたく)とされています。

占風鐸は竹林にぶら下げて風の吹く方向や音の鳴り方から吉凶を判断する占いの道具です。

日本には西暦538年頃に仏教と共に占風鐸が伝えられました。

風鐸には厄除けの意味があり、風鐸の音が聞こえる範囲は災いから守られると信じられ、寺院のお堂の四隅に鐸が吊るされました。

現在でもお寺の軒下の四隅にはこの占風鐸のなごりを残す青銅製の風鐸がぶら下げられています。

平安時代には貴族が厄除けとして軒先に吊るすようになり、「風鈴」と呼ばれるようになります。

それまでの風鈴(風鐸)は青銅製でしたが、江戸時代になるとガラス製のものが出回りました。当時ガラスが高価だったこともあり2~300万円する高級品と言うのがよくわかるでしょう。

今のように庶民が買える値段になったのは明治20年頃です。

現在、風鈴本体の素材には金属製・ガラス製・陶器製などがあり、金属製の風鈴では岩手県の南部鉄器製の南部風鈴、富山県高岡市の真鍮製の高岡風鈴、ガラス製では東京都の江戸風鈴などが有名です。

風鈴本体が金属製の場合はリーンと音が長く響き、ガラス製の場合はチリンチリンという短い音がします。

皆様もお好きな風鈴を見つけて、夏を涼しく過ごしてみませんか?

 

 

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どのようなお部屋なのか、葬儀のプランはどういったものなのか、様々なお悩みが其々あるかと思います。いつでもご相談ください。

旅立ちスタッフ 木田