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世界の不思議な死の儀式

2021/10/14

誰でもいつか死を迎えます。文化や宗教に応じて死者は火葬または土葬されたりしますが、世界にはとても変わった死者の弔い方があります。本日は変わった世界の死の儀式を10選ご紹介します。

1.即身仏

即身仏は仏教の修行者が「行」を行うことを通じ、この肉身のままで究極の悟りを開き、仏になることです。

1081年から1903年までに24人の僧が即身仏になりましたが、1877年に法律によって禁止されています。

2.吊り下げ棺

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岩壁に釘で吊り下げた棺に遺体を入れて埋葬する風習です。

遺体を高いところに置けばそれだけ先祖の霊に近づけると言われ、中国・インドネシアおよびフィリピンの各地で見られ、中国語では懸棺(悬棺)として知られています。

3.頭蓋骨の埋葬

19世紀以前のキリバスは頭蓋骨を自宅に保管し、彼らの神が死者の魂をあの世に受け入れられるようにする習慣がありました。

人が死ぬと遺体を3~12日自宅に安置します。腐臭の対策として周囲で葉っぱを焼き、口・鼻・耳に花を詰めてココナッツや香油で遺体を拭いたりもします。そして数年を過ごしてから頭蓋骨を再度埋葬するものでした。

4.沈黙の塔(ゾロアスター教における鳥葬を行う施設)

 

ゾロアスター教では霊魂と分離した遺体は放っておくと悪魔に支配され不浄なものとなるとされたため、遺体は早々に処分しなければなりませんでした。葬儀は死の当日に行われ葬儀人など専門的な職種にある人以外は近づけなかったといいます。専用の施設を建設した理由は、穢れた死体を大地に接触させないためでした。功徳や衛生面だけでなく、火葬や土葬は厳禁だったのです。

5.サンターラー

サンターラー又はサッレーカナーはジャイナ教の宗教行為です。徐々に食事の量を減らしていき、最終的に断食による死を選ぶことをいいます。

6.ファマディハナ

ファマディハナは先祖の遺体を墓から取り出して新しい布で包み
遺体と共に踊るマダガスカルの伝統的な改葬儀式です。

7.ダニ族の指の切断儀式

ダニ族は家族が亡くなる度に女性は必ず自分の指を関節から切り落とします。現在では禁止されているこの儀式ですが、年配の女性に今でもその伝統を垣間見る事ができます。

8.バイキングの葬式

昔の北欧に住んでいたゲルマン人の儀式は死者は火葬され、その魂は風に乗って死者の国の支配者であるオーディンの住む天国ワルハラヘ行くと考えられるようになったそうです。

また奴隷の女の1人はあの世へお供することを志願しなければならず、その志願した女性には昼夜護衛が付き、大量のアルコールが与えられました。葬儀が始まると女性は村の男全員と寝ることになり、縄で括られ最後に女族長によって刺されます。その後、王様と女性の遺体は木製の船に載せられ、火がつけられます。

9.トーテムポール

太平洋沿岸の北西部で暮らす先住民たちが作るいくつもの人物を刻んだ柱があります。特にハイダ族はその先端に空洞を拵え、箱に収めた酋長や重要人物の亡骸を安置しました。

10.サティー

ヒンドゥー社会における慣行で寡婦が夫の亡骸とともに焼身自殺をする儀式がサティーです。

以上、世界の死の儀式10選はいかがでしたでしょうか。文化や宗教に応じて様々な方法で執り行われる、世変わった死者の弔い方の数々に驚かされるばかりですね。

 

 

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家族葬.comスタッフ 木田