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一日葬のデメリット~来ることのできない人もいるのが難点

2019/11/18

「一日葬」は、

・参列者の時間的な負担と体力的な負担が軽くて済む

・金額を抑えられやすい

・宗教者を呼びやすい

というメリットがあります。しかし一日葬には、同時に「デメリット」も存在します。それについて見ていきましょう。

 

 

「来ることができない人」も出てくる

かつて通夜は、「故人や遺族と親しかった人」が出るものでした。しかし現在は様変わりしており、「葬式に出ることができない人」も多く来るようになりました。葬式は昼間に行われることが多いのですが、通夜は夜に行われるため仕事帰りなどにもよりやすいからです。

 

一日葬の場合、この「通夜」が省かれます。昼間に行われる葬送儀礼だけでお見送りするため、「来ることができない人」も出てきてしまいます。一日葬の場合は家族葬が基本とはなりますが、それでも遠方に住んでいる親戚などを招く場合は、2日間あった方が都合が着けやすいでしょう。

 

また、葬儀にかける時間自体が短くなるため、「葬儀の場だからこそ、故人のことを親族とゆっくり話したい」「自分達が知らなかった故人の、仕事場での働きぶりなどを語り合いたい」と考えた場合は、これが大きなネックとなってきます。特に、故人の仕事場での活躍について仕事場の人などから聞ける機会は、通夜ぶるまいの席を除いては少し難しいでしょう。

 

 

簡素な式だという扱いをされることもある

「一日葬」「家族葬」「直葬」、このなかで恐らくもっとも知名度がないのは「一日葬」でしょう。家族葬は現在では葬儀のスタンダードなかたちのうちのひとつとなっていますし、直葬はその特異性ゆえ認知している人も多いかと思われます。しかし一日葬については、「聞いたことはあるけれどよく知らない」という人も多いのではないでしょうか。

 

このため、直葬と勘違いされて、「お経も読まずに送り出した」などのように誤解されることもあります。また、一日葬を知っていても、「簡素な式でしかお見送りをしなかったこと」に対して拒否感を示す人が出てくる可能性もあります(もっともこの誤解に関しては、一日葬だけでなく、家族葬や直葬でも起こる可能性はあります)。

 

一日葬を希望する場合は、事前に家族としっかり話し合っておく必要があります。また、一日葬の場合は家族葬以上に、「どこまで呼ぶか」を考えておかなければなりません。一般的には一日葬は家族葬よりもさらにコンパクトになる傾向にありますが、話し合いは必須です。