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平服って何のこと? どんな服を選べばいいの? 靴は?

2019/12/30

「平服」という表現は、比較的よく見るものです。ただ、これの意味をしっかり知っていないと、大きなトラブルを引き起こすこともあります。

ここでは、葬儀における「平服」の意味について紹介していきます。

 

平服=普段着、は間違った認識です!

 

 

「平服」というと、「普段着」をイメージする人も多いことでしょう。しかしこれは大きな間違いです。

 

ここで言う「平服」とは、ダークグレーや黒色などの落ち着いた色のスーツを指すのです。つまり、「喪服ではないけれど、落ち着いた、りょうしきのある格好」を指します。当然ネクタイもしなければなりません。ネクタイは、黒もしくは濃い灰色がよいでしょう。

 

女性の場合にも同じことがいえます。女性の場合は、黒色に代表される落ち着いた色のワンピースやスーツを用意します。喪服ではないもののきちんとした服装をしていくことが求められます。

 

「平服と書いてあるのだから、Tシャツやジーンズで行ってもいいだろう」と考えるのは間違いです。また、洋服やアクセサリーも、葬儀のときの服装に準じたものとしてください。

 

「ビジネスのときに着ていく服装」と考えれば間違いがないでしょう。

 

靴の話

 

 

「平服」と描かれていた場合でも、履いていく靴は革靴がよいでしょう。基本的には黒いものを選びます。なお、「ローファー」は、子どもが履く分には問題はありませんが、大人が履くとマナー違反です。また、靴は金属の飾りがついていないものが望ましいといえます。

 

「平服」と描かれていた場合も、サンダルなどはやめましょう。女性に意外と多いのが、「黒いミュールで来る」というものです。「黒いからOK」「ストラップがついているからOK」と考える人もいるかもしれませんが、つま先とかかと(あるいはそのうちの片方)があいているミュールは、葬儀の場においてはマナー違反とされます。また、ヒールの高すぎる靴やブーツは避けましょう。ただしブーツは、非常に雪が深い地方の場合は許容されることがあります。その場合は、黒一色で、金具がついていないものを選ぶのがマナーです。また更衣室が用意されている葬儀会場も多くみられますから、可能な場合は会場に入ってから履き替えるのもよいでしょう。

 

葬儀における「平服」「靴」のマナーは、しっかりと押さえておかなければならないところです。守らなかった場合、自分が浮くだけでなく、ご家族にまで不愉快な思いをさせかねません。