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葬儀におけるお花~現在の主流「供花」について

  • お葬式のマナー
2020/01/27

葬儀に贈られる花を、「供花」といいます。この「供花」という単語は、「花輪」などを含むこともありますが、今回はこれとは分けて、スタンド型のものなどを「供花」として解説していきます。

供花とは何か

 

「供花」は、「くげ」「きょうか」などのように呼ばれます。簡単にいえば、葬儀に際し、ご家族と故人に対して贈る花のことです。

弔意を表すために贈るものであり、故人から贈ることもあれば団体から贈ることもあります。

 

いくつかの形がありますが、現在はスタンドタイプが主流です。スタンドタイプも脚が長いものと短いものがあります。また、2段になっている供花もあれば、1段になっている供花もあります。

「2基で1対とする」とされることもありますが、1基で贈ることもあります。相場としては10000円~20000円程度でしょう。ただし、業者によってはもう少し値段が抑えられることもあります。

 

供花は、「不祝儀の代わりに贈るもの」とされることもありますが、「不祝儀も出すし、供花も出す」とされることもあります。このあたりにはしっかりとした決まりやしきたりはありません。また、親戚の立場で供花を出す場合は、供物とのバランスを考えて、数を調整して贈ることもあります。

親族以外の立場で供花を贈る場合は、必ず事前にご家族のご意向を確認しましょう。会場の広さなどによっては、供花の受け取りを辞退している場合もあります。なお、確認は、基本的には葬儀会社に対して行います。供花を発注する場合も、葬儀会社を通じて行うのが基本です。

 

 

供花の色と注意点

 

供花は、基本的には葬儀会場に送ります。しかしキリスト教で、かつ会場が教会の場合は、教会に送ることは避け、故人の自宅に送るようにするのが一般的です。またキリスト教の場合は、スタンドタイプではなく、籠盛りを選ぶようにしましょう。なかには十字架の形などをとったものもあります。

 

基本的には花屋にお任せにして作ってもらいますが、仏教では菊を配したデザインにされることが多く、神式の場合は白を基調としたものが作られることが多いといえます。ただ、現在は供花のなかにも、ピンクや紫色などを混ぜることもあります。

 

これらの供花は、葬儀が終わると「仏壇に供える花」として持ち帰られます(仏教の場合)。

また、式が終わった後に、弔問客に持ち帰ってもらうこともあります。この場合は、持ち帰りやすいようにブーケの形にされることが多いといえます。