近年注目を浴びている「家族葬」ですが、これにはいくつかのメリットがあります。それについて取り上げていきましょう。

 

 

故人との最後の時間をゆっくりと過ごすことができるし時間的な負担も少ない

 

家族葬の一番大きなメリットとは、「故人とゆっくり過ごすことができる」という点にあります。

 

一般葬の場合、多くの人が弔意を示すために訪れます。これはとてもありがたいことなのですが、ご家族がその対応に追われ、故人とゆっくりお別れをすることが難しいこともよくあります。

葬儀は、「肉体を持った故人」との最後のお別れの場です。その時間をできるだけ長くとるために、家族葬を希望する人もいます。

 

また、家族葬の場合、葬儀全体にかける時間が短くなります。たとえば焼香ひとつとっても、参列者全員が焼香することが基本となる一般葬とは異なり、家族葬は短い時間で葬儀がすみます。また、決めることも多くないため、時間的な負担を減らすことができるのです。時間的な負担を最小限に抑えることができれば心身の疲労感も少なくて済むため、体を悪くしている人や心のストレスで参っている人にも安心です。

 

 

金銭的な負担を減らすことができる

家族葬は寄せられる不祝儀も少ないのですが、小規模な葬儀となるため、金銭的な負担も軽くなります。

特にご高齢の方の場合、参列者の数も多くは見込めないため、家族葬を希望される人が多いといえます（また、「高齢なので弔問客も少ない。一般葬にしても人が来ないのでは故人もつらいだろうから」という理由で、家族葬にする人もいます）。

 

家族葬の場合は、一日葬や直葬などのプランを選択しやすいという事情もあります。これらは通夜～葬式・告別式を伴う葬儀よりもコンパクトな式で、金銭的負担も軽いのが特徴です。また、故人や家族の意見を最優先とした葬儀プランを組みやすいのも、家族葬のメリットです。

 

 

現在は「小規模な式を」「宗教的な儀式にお金を掛けたくない」「できるだけ財産を子どもに遺したい」「大きな会場を確保するのが難しい」などの事情で、家族葬を希望する人も増えています。15年ほど前に比べると家族葬の施行件数は格段に増えており、現在では主な選択肢のうちのひとつとなっています。葬儀会社もしっかりとしたノウハウを持っていますから、何でも相談に乗ることができます。

 

「家族葬にしようか、一般葬にしようか迷っている」という方も、ぜひご相談くださいね。

 

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