名古屋の家族葬ドットコム名古屋の家族葬ドットコム

葬儀とお供え(手土産)~何を持っていけばいいの?

2020/02/25

葬儀のときに出す「供物」は葬儀会社に依頼をして用意をしてもらうものですし、祭壇に捧げる供物に関しても葬儀会社が用意するのが基本です。

では、「お供え(手土産)」は何を持っていけば良いのでしょうか?

 

 

原則として葬儀には手土産は必要ない

   

まず抑えておいてほしいのが、「原則として、葬儀には手土産としてのお供えは必要がない」ということです。法要や、後日の弔問のときにはお供え(手土産)を持っていくこともありますが、通夜~葬式・告別式のときには、原則としてお供え(手土産)は持参しません(※ただし、「お淋し見舞い」などの場合は除きます)。

 

特に、一般参列者の立場でお供え(手土産)を持っていくことは基本的には推奨されません。一般参列者の場合は不祝儀を持参すれば、それで良いのです。「課全体として弔意を示したい」などの場合は、上でもとりあげた「供物」を出したり、供花を出したりすることを検討するとよいでしょう。

 

 

ただ、これはあくまで「原則」の話です。親族の立場で葬儀に参列する場合、お供え(手土産)を持参することはあります。「お淋し見舞い」のときのように、通夜のときに食べてもらうために持参するケースもあれば、本当に「手土産」として持参するケースもあります。また、法要のときにお供えするお仏前などと同じように考えて持っていくこともあります。

このあたりは、地域差はもとより、「そのご家族・ご親族の間での慣例」の影響も受けます。

 

 

持っていくのならばお菓子などを選びたい

 

では、お供え(手土産)を持参する場合はどのようなものを持っていけばよいのでしょうか。

 

その候補となるもののなかでも、比較的よく用いられるのが「お菓子」です。お菓子は賞味期限が長く、その場ですぐに食べることもできれば配ることもできます。小分けのものを持っていくと、より扱いやすいでしょう。「葬儀といえば和菓子」と思う人もいるかもしれませんが、洋菓子を選んでも構いません。

 

その地方の特産品の果物を持っていくケースもあります。たとえば、リンゴやブドウ、ナシ、モモなどです。これらはお菓子に比べて足がはやいものの、祭壇などにも飾りやすく、非常に重宝します。なお、ご家庭によっては、「多くの果物を持ち寄り、引き出物の中に入れて配る」というやり方をとっているところもあります。

 

神式の葬儀、あるいは故人がお酒を好きだった人ならば、お酒を持っていくこともできます。故人の好きだったお酒を選ぶとよいでしょう。