だるま
2020/07/09
今から1500年ほど前にいた達磨という偉いお坊さんがいました。
達磨は南インドの香至国という国の王子として生まれました。
お釈迦さまと同じように出家して、坐禅の修行をして悟りを得ました。
達磨はその後も修行を続け、お釈迦さまから一番弟子に代々受け継がれてきた坐禅の教えを引き継いで、お釈迦さまから数えて28代目にあたる坐禅の第一人者となりました。
そして達磨は、その坐禅の教えを海を渡って中国へ伝えることを決意しました。
達磨は山深い少林寺に入り、洞窟の壁に向かって9年間ひたすら坐禅を続けました。
その噂を聞きつけ修行者たちが集まり、少林寺は坐禅のお寺として有名になり、坐禅の修行を中心とする禅宗が中国に根付いたのです。
だるまさんに手足がないのは、坐禅をする達磨の姿をモデルに作られたからです。
達磨は150歳まで長生きしたという伝説があります。
世界全体では、毎年3カ月平均寿命が延びているようなので、そのうち150歳まで生きられるようになるかもしれませんね。
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