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大勢の人に見送られる葬儀~社葬のメリットについて

2019/10/31

社葬は、「会社が施主となり、会社関係の人を招いて行う葬儀」をいいます。一般的な葬儀とは異なり、

・火葬が終わった後(1~2か月後が多い)に行う

・公的な性格が極めて強い

・喪主のほかに葬儀委員長が立つのが普通

という特徴があります。

 

この「社葬」のメリットについて見ていきましょう。

 

 

会社の姿勢を打ち出し、イメージアップを図ることができる

「社葬」は、一般的な葬儀とはまったく意味が異なるものです。自社内に対して会社が盤石のものであることを打ち出したり社員を大切にしたりする会社であることを打ち出す機会にもなりますし、取引先に対しては「次代の後継者」をアピールしたり故人を見送っても会社がゆるぎないものであることを示す場にもなりえます。

きちんとしたお見送りができれば、それだけで会社のイメージアップに繋がります。

 

社葬は、葬送儀礼のひとつではありますが、同時にこのような「会社としての姿勢を見せるための場」でもあります。社員の結束を強くし、社外に対しても自社の姿勢を見せる機会にもなり得ます。

 

 

ご家族の負担を軽くすることができる

社葬を行う場合、会社側が施行費用を負担することになります。ご家族が出すこともありますが、その金額は会社が負担するものと比べれば非常に少額なものです。

 

社葬を行う場合には、ご家族で家族葬や一般葬が行われるのが普通です。しかし社葬を行うほどの人となると、一般葬を完全に自力でやろうとすると金銭的な負担も時間的な負担も精神的な負担も大きくなります。このような負担を会社側が肩代わりできるというメリットが、社葬にはあります。このため、「最初は家族だけで送る家族葬で小規模な葬送儀礼をし、社葬で会社関係の人たちに送ってもらう」とするやり方をとることができます。

 

特に、「まだ現役世代の人が、就労中の事故で亡くなった」という場合、遺されたご家族には心身面の負担だけでなく経済的な負担ものしかかります。

しかし社葬ならば葬儀費用を会社組織が負担することになりますし、よせられた不祝儀も原則として喪主(喪家)のものとなります。このため、「経済的な不安」を軽減することもできるようになるのです。

 

 

社葬は、会社側にとっては多額のお金が出ていく儀式です。しかしご家族の負担を減らし、会社の姿勢を打ち出すための機会ともなりえます。このため社葬は、会社組織にとってもご家族にとっても、意味のあるものだといえるでしょう。

 

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